ギリシャ、バリに魅せられて

ギリシャとバリの旅行記。音楽の話題も少し。

ホテル聚楽伊東への一泊旅行

 12月17日(木)、伊豆は伊東温泉にあるホテル聚楽へ行ってきた。ここを選んだのは、新聞の折り込みタウン誌「アーバン」に、平日の特定日限定で一泊9,870円(消費税・入湯税込)というプランが載っていたから。「1万円の宿」がお気に入りの我々にはうってつけの内容だった。

 実は伊東温泉には1万円程度のバイキング形式のホテルが多く、つい先日放送された「アド街ック天国」でも何軒か紹介されていた。「ウェルネスの森伊東」や「ホテルラヴィエ川良」にも魅力を感じつつ、ホテル聚楽のお得プランの内容はいかがなものか、楽しみに出かけたのであった。

 ホテル聚楽伊東は少し高台になっている場所にあり、全99室のホテル。到着するとチェックイン手続きはロビー横のラウンジでゆっくりと行われる。小さいグラスのウェルカムドリンク(地元のミカンジュース)が美味しく量も適度、スタッフの説明はわかりやすく、最初の印象はきわめて良かった。


聚楽からの眺め
高台にあるホテル聚楽から伊東市街と相模湾を望む

 部屋はガーデンスイート棟4階(低層階)にある和洋室だった。一番安いお得プランなので部屋は宿お任せになるが、この部屋なら十分すぎる広さだ。設備は普通で、部屋の風呂まで温泉なのは源泉所有の宿ならではだが、小さな内風呂に入る人はまずいないだろうからもったいない気もする(もちろん高い部屋なら露天風呂付きもある)。ベランダからの眺めは少し海が見える程度。なお、部屋の設備で感心したのは鍵を2つ渡してくれたことで、これは別々に風呂へ行くことが多い温泉宿ではとてもありがたい。鍵の盗難の心配もこれでかなり防げると思う(相方が部屋にいるかもと思ったら盗むリスクは減るはず)。


聚楽の部屋  ベッドルーム
ガーデンスイート棟の部屋(和室とベッドルーム)


ベランダの眺め
ベランダからの眺め

 風呂は男女別の内風呂(入替制)と露天風呂がそれぞれ一つずつ。ともにかなりの広さで、100室規模のホテルとしては適切だと思う。弱アルカリ性の単純泉で、いわゆる美人湯とのことだが、少しぬるっとした感覚のお湯は確かに肌触りがいい。眺望とか泉質に特徴があるわけではないけれども、温泉に来たなという感じは十分味わえる。風呂の前にはシャンプーバイキングコーナーがあって、女性にはうれしいサービスかも。無料のマッサージ椅子も設置されていて、サービス精神はなかなか旺盛だ。


内風呂の露天  南欧露天風呂
内風呂(ゆるかの湯)にある露天風呂と、南欧風露天風呂(ともにホテルHPの写真)


シャンプーバイキング
シャンプーバイキング

TSUBAKI、セグレタなど6種類、手前にある小容器に入れて持ち込む方式)

 お風呂は深夜1時(大浴場は2時)まで入れるのは意外にありがたいこと。遅い時間はさすがに空いていて、ほぼ独占状態で入れるから。

 大浴場脱衣所の洗面コーナーには、ちょっと変わったものが置いてあった。一つは馬油のヘアトリートメントで、洗った髪に少量つけるだけ。なかなかよかったけれど、私は日常的にお風呂上りには顔・身体用の保湿ミルク(を化粧水で割って使っている)を髪にもつけていて、その使用感とあまり違いはない気もする。要するに、そのたぐいのものを洗い髪につけると、乾いたあとに艶が出てとても具合がよいのだ。もう一つは、洗顔しても落ちない、液体タイプのアイブローペンシル。売店で販売している商品(2700円也)のお試しだけど、ちょっとつける勇気がなかった。ちなみに、これらの品は、すべての洗面台にあるのではなく、一番端の1ヶ所にだけあったような気がする。(マー)



 さて、肝心の夕食バイキングだが、良かった点もイマイチな点もあった。寿司に天ぷら、鉄板焼きステーキにピザまで、それぞれの職人が目の前で調理してくれるコーナーはこのホテルの売りで、味もなかなか良かった。


職人コーナー
寿司、天ぷら、鉄板焼、ピザの職人コーナーが並ぶ

 その一方で、通常料理のバイキングはやや種類が少なめで、特に前菜(というか酒のおつまみ系)が物足りない感じ。ここは901500円という飲み放題システムがあって(生ビール2杯で元が取れる!)、飲兵衛にはありがたいけれども、それならもう少しつまみたいなあというところだ。まあ、逆に量をガッツリ食べたい人には向いているのかもしれない。なお、ここも時間制で、我々は例によって最終回(夜7時半スタート)を選んだが、料理が足りなくなることはなかったものの、開始45分ほどで職人が引き上げ始めたのはちょっと残念。食事時間が最低90分確保されているのなら、せめて60分過ぎまではいてほしいところだと思う。

 全体にファミリー向けの一般的なバイキングで、リ・カーヴのような手のかかった懐石料理風の小鉢類はほとんどなかった。たぶん、バイキングを売りにしているホテルはある程度似たような感じで、リ・カーヴがかなり特殊なのだろう。おいしさで印象に残ったのは、鉄板で作ったガーリックライスと、デザートのソフトクリーム。ソフトクリームはさっぱりした味と食感で、たくさん食べた後のデザートにはぴったりのおいしさだった。(マー)


バイキング1回目
バイキング1回目(刺身に前菜系)、刺身の質は普通


ズワイガニ
バイキングの定番、ズワイガニ


バイキング2回目
バイキング2回目(寿司、天ぷら)、カサゴの空揚げがあるのは驚きだった


バイキング3回目
バイキング3回目(寿司、ピザなど)、奥右側のガーリックライスが美味だった


締め
締めのアジまご茶漬け(左)とうどん


デザート
マーが取ったデザート、ソフトクリームとティラミスが美味



 朝食バイキングはごく普通の内容だが、マシンで入れるコーヒーが美味だった。


朝食バイキング 
朝食バイキングは定番品が並ぶ

 ホテル聚楽はスタッフの挨拶が行き届いていて、心地よかった。部屋のネット接続が不可だったり、廊下がタバコくさかったりなど改善点もあるが、サービスは全体に良好。激戦の伊東だけあって、食事内容もまあまあだったし、「1万円の宿」としては十分に合格点だろう。ただ、個人的な好みで言えば、「懐石バイキング」の質と硫黄のにごり湯で、定宿リ・カーヴ箱根なのかなと思う。

 リ・カーヴは確かにお風呂もよいし、夕食もお酒とともにゆっくり“ディナー”を楽しむ雰囲気になれるのが素晴らしい。というわけで、1万円(平日)前後のバイキングの宿でリ・カーヴを超えるところは、いまだになかなか見つからない。(マー)

 


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  1. 2015/12/22(火) 16:56:10|
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キッチンイチニョを楽しむ

 

 我々の行きつけの店、和ダイニング一如(横浜市西区)が、鉄板焼一如に続く3号店を出したので、そのオープン日(128日)に行ってみた。今度の店は「キッチンイチニョ」。その名のとおり、ビストロスタイルで洋食にこだわった店となる。

 場所は岡野町の陸橋の真下辺り、和ダイニング一如から東へ2分のところで、横浜駅からは歩いて7分くらいだ。川に面したマンションの一階にある。オープン記念の花輪が飾られた中、7時過ぎに訪れてみた。

キッチンイチニョ外観

オープン初日、キッチンイチニョの入り口

 店内はテーブルが5つとカウンター6席。満席になると30人くらいか。個室はなく、いかにもビストロという感じだ。我々は定番席であるカウンターに陣取ったが、初日は一如の常連客でほぼ満員の盛況だった。

カウンター席

キッチンイチニョのカウンター

 メニューは温製、冷製の前菜が十数種類、肉料理と魚介料理が8種類ほど、パスタが5種類、といった感じで、単価は700円から2千円、平均して千円ちょっとというところ。我々が苦手な動物内臓系のメニューが多少あるけれども、どれも注文したくなるようなラインナップだ。和ダイニング一如との大きな違いは、日本酒がないこと。その代わり、ワインのメニューは充実していて、ボトルで30種類以上、グラスでも10種類ほどを楽しめる。ボトルワインがバラエティに富んでいて、通気取り(?)をなるほどと唸らせるような見事な構成になっていた。

さて、この日頼んだ料理をマーの感想とともに紹介したいと思う(値段は税別)。

お通しとサングリア

お通しとサングリア

カルパッチョ
本日のカルパッチョ(ヒラメ、サワラのあぶり、フルーツと野菜) (1000円)

魚に合わせた新鮮な野菜とフルーツの甘みがバランスよく、見た目も華やかなサラダ仕立て。オリーブオイルとわずかな塩で素材の味を楽しむ一皿。

アナゴのベニエ

穴子のベニエ ラヴィコットソース(950円)
ソースは玉ねぎ・ピクルスのみじん切りをオイル・ビネガー・粒マスタードで和えたもので、ウチで鯛やサーモンのマリネによく使うソースに似ていた。なるほど、揚げ物に酸味の効いたこのソースは相性抜群。

豚姫ロース

氷温熟成豚“豚姫”ロースのソテー プッタネスカソース(1100円)

氷温熟成豚は味わいが深くやわらかで脂身も甘く、絶品。自分でローストポークを作ったときにソースに悩むけれど、やはりやや甘味のあるトマト系のソースは間違いない。

パン

本日のパン(ブリオッシュ、フォカッチャ、バゲット) (450円)

ブリオッシュとフォカッチャは絶品。

ペパロンチーニ

からすみとルッコラのペペロンチーノ フェデリーニ(1000円)

基本のペペロンチーノにからすみと、たぶんパルミジャーノ(粉)も少し混入っているような感じで、シンプルなのにこくがあり、うまみが素晴らしい一品。

カモ肉のラグー

鴨肉のラグー 手打ちタリオリーニ(1200円)

鴨のうまみたっぷりの定番ラグーソース。手打ち麺にはこってりしたソースが良くからむのでおいしいが、タリオリーニよりはよりもっちり感が楽しめるリングィーネやタリアテッレの方が私としては好み。

 料理の内容はイタリアンなので、ビストロというよりもトラットリア。料理長は元々イタリアンのシェフで、昔一如で夜遅くまで飲んでいたときに、〆に絶品のパスタをよく作ってくれたものだ。

 食材は海産物も使っているけれど、どちらかというと南イタリアではなくトスカーナや北の方の料理。昨今はイタリア料理を掲げたパスタやピザ中心のお手軽な店があふれているけれど、ここは自分ではなかなか作れない本格的な料理がメニューの中にたくさんあって、うれしかった。(マー)

 この日の会計はボトルワイン(シチリアの赤、やや単調だがしっかりした果実味あり、3000円)にビール、サングリアなどを含めて12,420円。和ダイニング一如より少しだけ高め。ステーキ系など千円台後半のメニューもあるし、ワインの値段次第でより上がることになるが、料理の質を考えれば良心的かなと思う。

 横浜には「まるう商店」という人気店があり、新鮮な魚を売りに3号店まで出したが、基本はすべて同じスタイルだ。一方、和ダイニング一如は開店から10年以上経て、鉄板焼から洋食と異なる形態で3号店まで発展した。これはかなり冒険的な挑戦だと思う。和ダイニング一如は、「こうした居酒屋が欲しかった」という居心地のいい店、鉄板焼一如は値段が張る鉄板焼をお手頃価格で楽しめる店、というコンセプトで成功しているが、さて、キッチンイチニョはどのように成長していくか、楽しみにしたい。

 


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まとめと会計記録 [2015-10バリ旅行]

 

まとめと会計記録

 

最後に、会計記録をまとめておく。今回もマイレージフリーチケットだったため2週間の旅行としては安く済んだ。昨年に比べて3万円近く上がったのは、ドル建てのホテル代が為替レートで1割ほど高くなったから。飲食費や娯楽費は以前よりは上がったとはいえ、まだ安く済んでいるかなという感じだ。



若干高めになった理由は、為替レートが円安に振れたのと物価上昇によるものだけど、これらはしかたのないこと。問題はフライトで、今回はマイレージを利用したので関係なかったが、ガルーダはすっかり一流フラッグキャリアの値段になってしまい、驚くことにいまや通常期のバリ島往復PEX運賃は7月上旬のアテネ往復(ターキッシュ、エティハド、カタールなど)と大差ない。直行便のメリットは認めるものの、シンガポール航空などもっと安い航空会社はあるので、手配担当としては今後どうするか実に悩ましい課題だ。(マー)


 

会計記録

  交通費   24,081円 (全日空、タイ航空 フリーチケット)

  宿泊費  153,635円 (14泊分、平均10,974円)

  飲食費   52,716円 (一日平均3,514円)

  娯楽費   17,190円 (マッサージ、踊り)

  その他   10,965円 (バイク、チップなど)

  総計   258,587円 (1万ルピア=90円)

 


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  1. 2015/12/02(水) 08:46:38|
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日本帰国まで(タイ航空、全日空) [2015-10バリ旅行]

 

日本帰国まで(タイ航空、全日空)

 


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  1. 2015/12/01(火) 08:24:44|
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ギリシャとバリが大好きな夫婦 夫(たーぼ)と妻(マー)です。
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