ギリシャ、バリに魅せられて

ギリシャとバリの旅行記。音楽の話題も少し。

伊東 ホテルラヴィエ川良への一泊旅行

 今年になってから3回目となる「1万円の宿」訪問だが、今回は伊東にあるホテルラヴィエ川良を選んだ。伊東はバイキングの食事を売りにしたホテルの激戦地で、昨年末に行ったホテル聚楽伊東もなかなか良かったけれども、今度は別のホテルでそのコストパフォーマンスを試してみることにしたのである。

 ラヴィエ川良は伊東駅から歩いても10分ほど、松川の遊歩道沿いにある全100室規模のホテルで、伊東の中でもリピーターが多く人気の宿のようだ。じゃらんネットで、50才以上なら平日8900円、部屋をグレードアップというプランが出ていたのでそれを利用した。

 2月15日月曜日、今回は特に寄り道せずにラヴィエ川良には14時半頃に到着したが、チェックイン14時ということで既にホテル前の駐車場は満車。我々は道路反対側の駐車場に停めることができたが、15時頃にはここも一杯になって、その後のお客は離れた場所に送迎車で案内されることになった。係員の誘導はていねいだったし、さして時間をとられるわけではないのだけれども、駐車場が狭いホテルには早めの到着が望ましいということか。


川良外観
道路沿いの駐車場からホテルラヴィエ川良に向かう


東海館
すぐ近くにある松川沿いの遊歩道と昭和初期建築の東海館(指定文化財)



 部屋はグランシャトー館の10階で、和室12畳。二人には十分の広さだ。設備的に特筆すべきものはないが、ベランダからはサイドビューとはいえ海が見えるし、ゆっくりと落ち着ける雰囲気はある。部屋でのネット接続不可なのは残念なところ(一階特設コーナーのみ可能)。また、部屋の鍵が一つだけで、風呂場に暗証式ボックスもないのは、好きな時間にゆっくりと温泉を楽しむうえでは不便なことだ。


川良部屋
12畳和室(グレードアッププラン)


川良ベランダの眺め
ベランダからの眺め(翌朝、左手に初島が見える)



 風呂は男女別に1カ所で、朝晩で入れ替えになる。内湯はかなり広いから、混雑時でも足を延ばして入ることができそう。横にある露天風呂はやや小さめで、眺めも期待できない。泉質はナトリウム・塩化物・硫酸塩泉とのことだが、無色透明でよく温まる感じだ。僕は温泉に来ると4回入浴するのが通例で(夕食前に2回、夕食後と朝食前に1回)、温泉が特に気に入るとこれよりさらに回数が増えるのだが、ここは標準の4回となった。まあ、いい温泉ではあるけれども特別な有難みまではいかないかな、というところ。

 お風呂は内湯、露天とも比較的ぬるめで、長く入っていられるのが私としてはうれしい限り。男女の入替時間を除いて24時間入浴可能なところもなかなかよい。バスアメニティ類もブースによっては馬油3点セットやお茶の石鹸などもあるし、パウダールームにはお気に入りのザクロ化粧水を初め何種類かの基礎化粧品が置いてあるので、女性も十分満足できる。にごり湯のような特徴はないものの、同クラスのホテルの中では私は気に入った方だ。

 ところで、個人的には男女入れ替え制というのはあまり好きではない。2種類楽しめるという利点もあるけれど、1泊の場合宿泊当日の方が入る回数が多いので、気に入った方が最初に男湯だとがっかりしてしまう。(マー)


川良内風呂  川良露天風呂
ラヴィエ川良の内風呂と露天風呂(ホテルHPの写真から)



 さて、肝心の夕食バイキングだが、最初はちょっと面食らった。ここは17:30と19:15の2部制ということで、当然19:15開始を選んだのだが、ほぼ定刻に1階のバイキング会場に着いてみると既に50人以上が入場を待っていた。すぐに会場は開いたけれども、これだけ大勢の人が一斉にバイキングに殺到したものだから、しばらくは料理を取るのもかなり大変な状況が続いた。席は指定されているし、料理も補充されるから品切れの心配はないのだが、やはり落ち着かない。ここはリ・カーヴ箱根のように入場時間を小刻みにずらす工夫が欲しいところだ。

 そんなわけで、最初はがっくりきた感じだったけれども、肝心の料理自体はなかなか良かった。和洋中合わせて60種はとても全品目制覇は無理だが、今回取った料理はどれも標準以上で外れはなかった。刺身は新鮮で美味だったし、酢豚や点心の中華系、若鳥のクリームソース煮といった洋食系もしっかりとした味だった。職人コーナーは2カ所あり、天ぷらと溶岩焼き(ステーキ)を味わえるが、これがなかなかのレベルで、特にエビ天ぷらの絶妙な火の通し方はさすが職人と感心した。


寿司刺身
最初に取った刺身と寿司、手前右のアジのたたきが美味


溶岩焼き
左が中華洋食系、右が溶岩焼きステーキ(肉質、ソースとも予想以上)


天ぷら
さすがの出来栄えだった天ぷら



 また、ここの名物は自席で網焼きにする海鮮焼とのことだが、これも確かに面白い演出で楽しめる。締めの食事もまずまずの内容で、90分の夕食時間が終わるころにはラヴィエ川良の夕食バイキングは結構いいかも、と見直す気分になっていた。


海鮮焼
自席で炙る海鮮焼(食べるまで時間がかかるので早めに用意すべし)


夕食締め
締めの食事、シーフードカレーに蕎麦


デザート
デザート(ショートケーキ、ソフトクリーム、アイスクリーム)



 なお、良い点悪い点を付け加えておくと、良かったのはアルコール類の値段が比較的安めだったこと。特に187ccのベビーワイン(白)はお値打ちだった。一方で残念だったのは酒のつまみとなるような小鉢類が少なかったことか。


 小鉢系が少ないのは仕方ないとして、全体としてはけっこう充実していたと思う。自席で炙る海鮮焼は演出としてはおもしろいけれど、感激するほどのものはないかも。むしろ、お寿司のネタにえんがわがあったのは珍しく、天ぷらもエビや金目が美味しかった。溶岩焼きの牛肉は決して高級な肉ではないけれど、下準備を工夫してとてもやわらかに仕上げているところが良い。サラダ系も、ただ野菜を切ったものだけでなく、豆とわかめのサラダやカボチャのサラダなど、手をかけたものもあってなかなかよかった。デザートもアイスクリームやソフトクリーム、チョコレートフォンデュまであって、充実している。値段の割にがんばっているなと感じさせるバイキングの内容だった。(マー)



 朝食バイキングは7時から9時までの自由席。この日も満室に近い盛況だったのかかなりの賑わいだったが、内容は結構充実していた。朝食の売りは職人がその場で焼く目玉焼きと、これまた自席で焼けるアジの干物だろうか(焼いたものも置いてある)。自席で生から焼くのは時間がかかるけれども、やはり有難みは増すように思う。

 朝食は種類が多く、洋食派でも満足できる充実した内容。パン系も、小さなパンケーキを含めて5種類くらいあり、卵はスクランブルエッグが用意されていて目玉焼きは注文すれば焼いてくれる。アジやサバの干物は、脂がよくのっていてしかも薄味でとても美味だった。(マー)


和食朝食
和食中心の朝食、焼いて食べるアジの干物が美味


マー朝食
マーが選んだ朝食、こちらの干物は焼いてあるもの



 さて、ラヴィエ川良は伊東の人気宿、リピーターも多いと聞くが、初めて行ってみてそれは良くわかった。この宿も口コミ評価は全項目4.0程度、すなわち風呂、食事、サービスともに多くの人が「満足」点(ただし「大いに満足」点ではない)を与えているが、まさにそのとおりだと思う。一番気になったのは夕食バイキングの混雑だが、これも「バイキングとはそんなものだ」という事前認識(あるいは免疫?)があれば問題ないのかもしれない。もちろん、旅の食事としてゆとりを求める人には向かないが、内容重視であれば満足できるだろうと思う。ということで、ラヴィエ川良も「1万円の宿」としては十分に合格点、総合的な印象ではホテル聚楽伊東や森の温泉ホテルよりも上だろうか。ただし、温泉や食事のインパクトではリ・カーヴ箱根までは至らず、我々が再訪するか、伊東でさらに新しいホテルを探すかはちょっと微妙なところだ。


 リ・カーヴ箱根は別格とすれば、それ以外の同クラス同系統の宿の中では総合的に一番満足度が高かったように思う。夕食バイキングの混雑に関しては、ちょっとしたオペレーションの工夫でかなり解決できると思うのだが、今後どうなるか。また、リ・カーヴ箱根には朝食をもう少し頑張ってもらいたいところだ。(マー)

 


関連記事
スポンサーサイト

テーマ:国内旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2016/02/18(木) 11:10:10|
  2. 国内旅行
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<南房総 グランドホテル太陽への一泊旅行 | ホーム | 伊豆高原 風曜日への一泊旅行>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://greebali.blog.fc2.com/tb.php/393-4ca49cbf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

たーぼ

Author:たーぼ
ギリシャとバリが大好きな夫婦 夫(たーぼ)と妻(マー)です。
旅行記を中心に、音楽の話も少しずつ載せていきます。
下のカテゴリーからクリックすると、旅行記としてまとめて読みやすくなります。
コメント、質問はメールフォームからもお気軽にどうぞ。

カテゴリ

ブログ紹介 (1)
2017-07 ギリシャ旅行 (1)
2017-04 バリ旅行 (19)
 ヌサドゥア (3)
 ウブド (10)
 サヌール (3)
2016-10 バリ旅行 (21)
 バリ東部 (6)
 ウブド (8)
 サヌール (3)
2016-08 ギリシャ旅行 (22)
 アンドロス島 (5)
 ティノス島 (5)
 シロス島 (4)
 ナクソス島 (4)
2016-07 ギリシャ旅行 (16)
 クレタ島 (12)
2016-04 バリ旅行 (23)
 チャングー (5)
 ウブド (11)
 サヌール (4)
2015-10 バリ旅行 (20)
 サヌール (4)
 チャンディダサ (4)
 ウブド (8)
2015-08 ギリシャ旅行 (20)
 サモス島 (6)
 パトモス島 (5)
 コス島 (4)
2014-10 バリ旅行 (19)
 ジンバラン (3)
 ウブド (9)
 サヌール (3)
2014-08 ギリシャ旅行 (26)
 セリフォス島 (4)
 シフノス島 (4)
 ミロス島 (7)
 ナクソス島 (4)
2014-07 ギリシャ旅行 (18)
 スキアソス島 (4)
 スコペロス島 (5)
 ミコノス島 (4)
2014-04 バリ旅行 (21)
 サヌール (5)
 ウブド (9)
 ブノア (2)
2014-01 バリ旅行 (15)
 サヌール (4)
 ウブド (7)
2013-08 ギリシャ旅行 (28)
 出発~ナクソス島 (4)
 フォレガンドロス島 (7)
 イオス島 (6)
 サントリーニ島~帰国 (5)
2013-05 バリ旅行 (14)
 出発~ウブド (7)
 サヌール~帰国 (6)
2013-01 バリ旅行 (14)
 出発~ウブド (7)
 サヌール~帰国 (6)
2012-08 ギリシャ旅行 (18)
 概要 (5)
 ロドス島 (4)
 ナクソス島 (5)
 サントリーニ島 (4)
2012-05 バリ旅行 (7)
2012-01 バリ旅行 (9)
 ウブド (5)
 サヌール (2)
2011-08 ギリシャ旅行 (15)
 レフカダ島 (9)
 ナクソス島 (4)
2010-08 ギリシャ旅行 (14)
 スコペロス島 (7)
 ナクソス島 (2)
 サントリーニ島 (3)
2010-05 バリ旅行 (10)
 ウブド (5)
 サヌール (3)
2009-08 ギリシャ旅行 (17)
 ミラノ (1)
 ミコノス島 (4)
 ナクソス島 (5)
 パロス島 (5)
2007年以前のギリシャ旅行 (14)
 旅行記録 (1)
 ナクソス島(2007年) (1)
 イカリア島(2006年) (1)
 ケファロニア島(2005年) (1)
 ヒオス島(2004年) (1)
 ミロス島(2003年) (1)
 サモス島(2001年) (1)
 ロドス島、コス島、クレタ島、レスボス島 (3)
 サントリーニ島(2000年以前) (1)
 ミコノス島(1997年~2007年) (3)
2010年以前のバリ旅行 (3)
ギリシャ・バリ全般 (11)
2006年プーケット旅行 (6)
2003年コタキナバル旅行 (9)
その他海外旅行 (2)
旅行の準備 (1)
国内旅行 (42)
散策/飲食 (16)
料理 (3)
音楽 (13)
 フォーク/Jポップ系 (5)
 ロック/ポップス系 (5)
 フュージョン他 (3)
その他 (3)
未分類 (0)

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ゲスト