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アンドロス島のビーチ [2016-08ギリシャ旅行]

 

アンドロス島のビーチ

  • アンドロス島でも毎日バイクでビーチめぐりを楽しんだ。まずは滞在したビーチに関して紹介し、見ただけのビーチはツーリングの状況とともに次の記事で書くことにする。実質5日間だったが、とにかく風が強かったことが影響して、滞在したビーチは3カ所だけになった。

    アンドロスビーチ
    アンドロス島で滞在したビーチ (© OpenStreetMap contributors
    1.アギオス・ペトロス(Agios Petros)ビーチ
    2.ハルコリミオナス(Chakolimionas)ビーチ
    3.ゴールド(Gold)ビーチ

  • 最初に行ったアギオス・ペトロス(Agios Petros)ビーチは、ガヴリオとバツィの中間にある。広い砂浜に3か所、ビーチクラブ風のパラソルが設置されていて、規模は結構大きい。中央の場所を選んだが、ここはソファ仕様と通常仕様のサンベッドがあって、それぞれ8ユーロ、6ユーロと表示されていた。ソファ仕様は座り心地はいいけれども濡れた体の乾きが悪いという理由で、安い通常仕様を選ぶ。

    11時アギオス・ペトロスビーチ
    朝11時頃のアギオス・ペトロスビーチ

    値段の異なるサンベッド
    手前が6ユーロ、奥のソファ仕様は8ユーロだったサンベッド

  • ここの海は不思議だった。透明度は高く、下は砂地、かつ適度な遠浅なので、光の輪がどこまでも続くのはこれまでも経験したところだが、泳いでいる(海に入っている)感覚が独特だった。肌触りがいいというような感じで、あえて言えばアルカリ泉質の温泉(美人湯)に近いか。初日は風がそれほど強くなく(このビーチでは風がプロテクトされていたのかも)、プールに近い状況だったので、とにかく泳ぎやすい海だった。水温は予想通りやや低め(24℃くらい)だが、これもすぐに慣れて気持ちいい。ビーチはギリシャ人が多く、午後にはクラブミュージックの音量が上がって久々のミコノス的な雰囲気になっていた。

    夕方のアギオス・ペトロスビーチ
    夕方4時半、賑やかさを増したアギオス・ペトロスビーチ

  • 昼は道路わきにあるタベルナへ。定番のグリークサラダ(6.5)とカラマリ(8)、ビールで21ユーロ。味は良かったが、ちょっと高めか。ただし、ゴマ入りのパンは美味しかった。

    カラマリとグリークサラダ
    ビーチ昼食の定番、カラマリ(イカの空揚げ)とグリークサラダ

  • 2日目は朝から曇り空で風も強そうだったが、南のビーチへ行ってみることにした。バツィから20kmほど、アンドロスタウンへ曲がる交差点を反対側に降りたところにオーガナイズドビーチ2カ所がある。最初に行ったアポティクス(Apothikes)は小さな湾になった美しいビーチで、泳ぎやすそうないい感じだったが、朝11時前で誰もいなかったことと、ここには飲み物しかなさそうだったので写真だけで終わりにした。

     滞在断念アポティクスビーチ
    海の色は抜群ながら滞在をあきらめたアポティクスビーチ

  • もう一カ所ハルコリミオナス(Chakolimionas)ビーチはやや大きめで、ビーチクラブもある。ここも閑散としていて風も強そうだったが、一日滞在してみることにした。結果的にはまあまあのビーチだったと思う。海は透明度が高く、キクラデス諸島らしい淡い緑色が楽しめる。適度な遠浅で泳ぐにもいいのだが、この日は強風でうねりが少しあったのが残念だった。

    上から見たハルコリミオナスビーチ
    上から見たハルコリミオナスビーチ

    淡い緑色の海
    淡い緑色の海

  • この日の強風は、サンベッドにいても物が飛ばされたり、砂が飛んできて痛かったりで、結構大変だった。ただ、気温が高いので寒くなかったのが幸い。横のビーチクラブは音楽をかけ続けていたが、これは好き嫌いがあるかも。昼頃から客が増えて、サンベッドが満杯になるほどになったが、強風のため早目に帰る人も多かった。コンディションのいい日なら十分に楽しめるビーチだと思う。

    ややうねりがあった海
    ややうねりがあった海、午前中は空いていた

    夕方のハルコリミオナスビーチ
    夕方4時過ぎ、早めに帰るころのハルコリミオナスビーチ

  • 昼食はビーチクラブの御用聞きに頼んで、ハムチーズトーストサンドイッチ(3ユーロ)とフラッペ(3ユーロ)。コッペパンをしっかりと焼いてくれるサンドイッチはなかなか美味で、軽い昼食にはこれで十分か。パラソル代6ユーロと合わせて、良心的な料金だった。

    ハムチーズトーストとフラッペ
    ハムチーズトーストとフラッペ(アイスコーヒー)の昼食

  • 予報によると、この強風はアンドロス島にいる間ずっと続く模様。おととい着いた日はほとんど無風だったのに、悲しいことだ。8月も下旬になれば、普通は風も弱まってくるはずなのだが、今年が異常なのかアンドロス島がそういう場所なのか。風の強さのマップを見ると、確かにキクラデス諸島の中でもアンドロス島やティノス島が最も風が強く、ナクソス島あたりはアンドロス島より1ランクか2ランク弱めになっている。今日あたりでもナクソス島ならば十分ビーチを楽しめる程度の風らしい。アンドロス島には素敵なビーチがたくさんあるのに、今日のような気象条件だと楽しめるビーチは非常に限られてしまうのがとても残念。(マー)

    風のマップ
    風が強かった日のエーゲ海の風マップ

  • 3日目はバツィから一番近くにあるゴールド(Gold)ビーチへ。パラソルがたくさんあり、ビーチバーやシャワーなど設備もしっかりしている。朝11時前で既に最前列は空いていなかったが、昼過ぎには全部のパラソルが埋まって、空きパラソルを探す人がうろつく状況になった。

    昼過ぎで賑わうゴールドビーチ
    昼12時過ぎでこの賑わい、ゴールドビーチ

  • バツィからもガヴリオからも近いこのビーチは、風をうまく遮っているのが人気の理由だろうか。風の影響でうねりは多少あるものの、ビーチにいてもあまり風を気にしなくて済むのはありがたい。海は透明度が高く、淡い緑色が美しい。砂地の遠浅で海へのアクセスが容易なのはいいが、やや遠浅すぎて泳ぐよりも歩くビーチに近くなっている。その分、家族連れには最適だと思う。実際、このビーチは客の大多数がギリシャ人だった。

    家族連れに最適ゴールドビーチ
    家族連れには最適なビーチ

  • 強風なのに風がほとんど気にならないこのビーチは凄い。その名の通り浜辺はゴールド色の細かい砂だけど、風で砂が飛んできて困るということもないのだ。あまり泳げる海ではないけれど、にぎやかだし、一日パラソルの下でのんびり過ごすにはストレスがなくてありがたい。(マー)

  • 昼食は昨日に続き、ビーチクラブの出前でトーストサンドイッチ(3.5ユーロ)とフラッペ(3ユーロ)。これもビーチ昼食の定番としては早くて美味、時間も有効に使えるのでいいと思う。

    再びトーストとフラッペ
    この日もトーストサンドイッチとフラッペ

    道路から見たゴールドビーチ
    バツィから北へ向かう途中にゴールドビーチを望む(翌日朝に撮影)

  • 4日目は風が強い(台風並みの強度7!)という予報だったので、バイクの遠出はやめて最初に行ったアギオス・ペトロス(Agios Petros)ビーチを再訪した。10時前に到着した時点では客はほとんどいなくて、ソファ仕様のサンベッドもソファを外している状況。このビーチは風を防護しているけれども、予報は当たりで、午前中は強風が吹き荒れた。気温は高めだが、マーはずっとビーチタオルにくるまって過ごしていた。ただ、ここの海はやはりレベルが高く、泳いでいると実に気持ちがいい。さらっとした肌触りも前回と同じ感覚だ。

    タオルにくるまったマー
    昼12時、ビーチタオルにくるまったマー(客はまだ少なく、ソファが外されている)

    フェリーのすれ違い
    沖ではフェリーがすれ違う光景が

  • 昼食は3日続けてビーチクラブ出前のサンドイッチとフラッペ。ここはハムチーズサンドイッチとグリークサンドイッチ(フェタ、トマトなど)があり、3.5ユーロは手間を考えると安いと思う。このビーチクラブにはとても感じのいいお姉さんがいて、素敵な笑顔で御用聞きに回って来る。写真をお願いしたらポーズをとってくれた。

    ギリシャ美人のお姉さん
    感じの良かったビーチクラブのお姉さん(ギリシャ美人!) カメラを向けるとポーズ

  • 午後になると結構混雑状態になり、かわいい赤ちゃんや犬もいて、なかなか楽しめる。風は多少おさまってきたが、それでも早めに引き上げることにした。

    お母さんに連れられた赤ちゃん
    お母さんに連れられたかわいい赤ちゃん二人

  • 予報では今日の昼間は風のレベルが7beaufort(風速14~17m/s)ということだったけれど、確かに連日の強風の中でも一段と強い風だった。まるで台風の暴風圏にいるようなものだが、北風なので南側ビーチは風によるうねりはなく海面近くが波立つ程度だから、泳ぐにはそれほどの支障はない。特にアギオス・ペトロスビーチは海が適度な深さで水もきれいなので、けっこう泳いでいられる。しかし、水からあがって風にあたると寒いのが困りものだ。(マー)

  • 最終日もツーリングの後、アギオス・ペトロス(Agios Petros)ビーチにした。午後からは風も弱くなって、かなりいいコンディションに。そうなると、海の色、景観、泳ぎやすさ、すべてにAランクがつけられる見事なビーチとなって、エーゲ海はいいなあと幸福感を味わえるようになる。

    幸せを感じるアギオス・ペトロスビーチ
    泳いでいて幸せを感じるアギオス・ペトロスビーチ

  • 2日続けて来ると面白いこともわかった。隣にいた赤ちゃん二人連れのお母さん、犬を連れたカップル、フォレストガンプのようなフォームで浜を走っているおじさん、みな前日もいた人たちで、お気に入りのところには毎日通っている人も多いということだ。笑顔の素敵なお姉さん、親切なお兄さんももちろん今日もいて、ハムチーズサンドイッチとフラッペの昼食はすっかりここの定番になった。

    赤ちゃんの面倒を見るギリシャの子ども
    赤ちゃん二人はギリシャ人の子どもが面倒を見ていた

  • 以上、アンドロス島のビーチは強風という悪条件ではあったものの、ほぼ期待通りのレベルだった。我々には珍しく、同じビーチ(アギオス・ペトロス)に3回行くというのは、強風で他のビーチ(遠くにあるビーチ)をあきらめた面もあるが、それだけ魅力的だったということでもある。バツィから近いところにレベルの高いオーガナイズドビーチがあるのはうれしいことで、「もうちょっと風が弱まってくれたら」とは何度も思ったけれども、今振り返るとアンドロス島のビーチはかなり好印象かなと思う。

 


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コメント

9月、10月の海の水はどこも、いつもそんな感じかなーなんて思います。
温泉みたいな感じ、水が柔らかいのですよね〜
水温も高めだし。
夏の間、いい感じで温められた海水が波に揉まれたりするからかな?と勝手に考えてました。

私が行った6月も強風に悩まされました。
日本では常に雨を気にしますけど、ギリシャでは風、なんですよね〜

オリンピア店長さん

今、お店から帰ったところです。面白い話がたくさんできて、とても楽しかったです。
この2、3年はとにかく天気が気になるギリシャですが、でも行った時がどんな状況であったにせよ、ビーチと食事に満足し、次はどこへ行こうかと考える楽しみに変わりはありません。
いろいろと思い出しながら、旅行記を仕上げていきますので、引き続き読んでいただけたらうれしく思います。
ありがとうございました。

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たーぼ

Author:たーぼ
ギリシャとバリが大好きな夫婦 夫(たーぼ)と妻(マー)です。
旅行記を中心に、音楽の話も少しずつ載せていきます。
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