ウブドの食事(3) ゴータマ通り [2019-04バリ旅行]
- 2019/05/19
- 08:03
ウブドの食事(3) ゴータマ通り
- 次はゴータマ通りで、最近のウブドでは一番賑やか、かつ実力店がひしめく場所だと思う。立地が便利で(チェンダナからなら歩いて8分ほど)、そぞろ歩きにちょうどいい大きさ。夜はクルマを通行止め(ただしバイクは可)にしたのもいいことだ。
- 我々の中では「店選びに迷ったらゴータマ」という言葉があるが、今回も昼食3軒、夕食2軒を訪れた。この界隈はどこも賑わっていて、人気店ビアビアに待ち行列ができていたのは予想どおりとしても、これまで閑散としていたラーメン店(La Mien)にも結構な客が入っていた。そんな中、イタリアンのドルチェ・アランチャは相変わらずの閑古鳥状態なのがちょっと気がかり。我々のなじみの店では、ワルン・サイアム(Warung Siam)を今回見送ってしまったのが残念だった。
ゴータマ通りのレストラン5軒 (© OpenStreetMap contributors)
4.ボニート
5.プスパ・ワルン
6.ネッサ・ワルン
7.デワ・ワルン
8.メルティング・ウォク - 最初はボニート(Bonito)で、ゴータマ通り中ほどにあり、前回初めて入って感心した店だ。3日目の夕食に選び、午後8時過ぎ入店で先客一組のみだったが、その後はほぼ満席となった。ゴータマ通りの多くの店が賑わっているから当然なのかもしれない。
奥行きが狭いボニート
Google Mapのストリートビューで2017年5月の映像、左側のボニートはまだ工事中、右側がワルン・サイアム - この日の注文は和風エビ春巻き(65k)、シーフードリングイネ(90k)、ベジタブルパスタ(85k)の3品にした。和風エビ春巻きは感心した前菜で、細切り野菜とエビの食感が見事。ポン酢と辛いソースが付いてきたが、それらなしで十分に美味しい。この店のシェフ(狭い店なのに3人もいる)の力量を再確認することになった。
感心した前菜、和風エビ春巻き - 一方で、前回絶賛したシーフードリングイネはやや首をかしげる出来で、これはマーに解説してもらおう。
- シーフードリングイネは、前回食べたほどの感激は得られなかった。ダントツにおいしい出汁の出るのは有頭エビだと思うが、今回はそれが手に入らなかったものと推定される。麺やトマトクリームソースの出来は十分高いレベルだけれど、この料理は何といっても素材に左右されるところが大きいと思う。(マー)
今回は残念、シーフードリングイネ - いい例えかどうかわからないが、これは家系ラーメンのスープに似ているのかもしれない。大量の生ガラ豚骨を煮だして作るスープは当然ばらつきがあり、ファンにとっては「上振れ、下振れ」と評価されている。この日のシーフードリングイネはまさに下振れだったということか、それとも前回が超上振れでいつもはこのくらいの出来ということか、果たしてどちらだろう。
- また、初めて頼んだベジタブルパスタは結構いける一品で、平打ちパスタにチーズがいいアクセントを添えていた。
ベジタブルパスタ - 会計は小ビール3本とともに380k(3040円)。サービスはいいし、シェフの才能は十分に買える店だが、今回のばらつきや値段のレベルを考えると、再訪はやや微妙になった。
- 次は南ゴータマ通りにあるプスパ・ワルン(Puspa Warung)。何度か訪れたことがある店で、今回は5日目の昼食に選んだ。
ビアビアに似た作り、プスパ・ワルン - この日頼んだものはチキンサテ(35k)とライスヌードルフィッシュ(25k)。注文を受けてから店の横のキッチンで調理していて、ココナッツオイルなのかいい匂いが漂って来る。どちらも合格点の出来栄えだった。メニューはあまり多くないが、昼食に入りやすい店の一つ。ビール1本とともに会計100k(800円)だった。
チキンサテ
ライスヌードル(ビーフン)フィッシュ - 3軒目はネッサ・ワルン(Nessa Warung)で、南ゴータマ通り中ほど、プスパ・ワルンの向かい側にある。これは初訪問になるが、7日目の昼食に選んだ。中は広くなっていて庭を眺めることができる。
プスパ・ワルンの向かい側、ネッサ・ワルン
思いのほか広いネッサ・ワルンの店内 - 注文は野菜春巻き(20k)、ミークア(25k)、ライスヌードル炒め(25k)の3品。どれもきちんと作っている味で、値段を考えれば十分合格点だ。ミークアはヤングコーンなど野菜が豊富で、野菜タンメンといった感じだった。
野菜春巻き
ミークア - ライスヌードル炒めはタイ風の平打ち麺を予想していたら、ちょっと違っていてビーフンのようなものだった。インドネシアンの店でライスヌードルというと、ビーフンになるのかもしれない。卵ものっていて、味はおいしかったけど。(マー)
ライスヌードル炒め - 会計はビール1本とともに121k(970円)だった。
- 次はデワ・ワルン(Dewa Warunng)で、8日目の昼食に訪れた。最近はいつも混んでいる店になったが、この日も欧米系、アジア系混じって賑わっていた。昼も夜も相席になることが珍しくない。
階段状の作り、デワ・ワルン - この日は軽めにしようということで、注文はチャプチャイ(24k)とチョコレートヨーグルトケーキ(12k)。チャプチャイはやや甘めながら深い味わいがあって、なかなか美味しかった。
- チョコレートヨーグルトケーキはそこそこの味。ヨーグルトの感じはあまりしなかった・・・。しかし、ここでは軽く食べたいだけで、特別おいしいケーキを期待しているわけではないので、値段も考えれば十分だ。(マー)
チョコレートヨーグルトケーキとチャプチャイ(野菜炒め) - 値段は少し上がったものの、ビール1本とともに会計72k(580円)はうれしい。ツーリスト向けの格安ワルンは多くあるけれども、味と値段のバランスを考えるとガラシとデワ・ワルンが双璧、といった感じだろうか。
- ゴータマ通りシリーズの最後はメルティング・ウォク(Melting Wok)で、8日目の夕食に訪れた。ここはラオス料理の店で、我々が行くのは3年ぶりくらいになる。相変わらず人気は高く、当日昼に予約したが、30分おきの時間に一組だけ予約を入れているようだった。我々が取れたのは夜8時半。店内は満席で、9時半でもフリーの客が何組か来ていた。この店での客の滞在時間は短めで回転率はいいから、予約客とフリー客をうまく組み合わせているということだろう。
開店して8年目くらいだろうか、メルティング・ウォク
昼も夜もお客で賑わう店内 - ここの料理メニューは基本的にカレーだけで、ライスかヌードルかフライドヌードルと組み合わせて頼むことになる。この日、フランス人マダムは不在だったが、女性スタッフが丁寧に説明してくれて、Today’s Special(Ginger Chicken)に大いに興味をひかれつつ、でも久しぶりだからやはり定番だろうということにした。前菜にガーリックマッシュルームコロッケ(35k)、メインは僕が豆腐カレーとライス(53k)、マーがフィッシュカレーとヌードル(52k)を選んだ。
- 前菜のコロッケは、目隠しして食べたら何の食材かわからなかったように思う。ガーリックがどのように効いているのかもわからなかったが、サラダとのバランスは良く、美味しくいただけた。
ガーリックマッシュルームコロッケ - 豆腐カレーはココナッツミルク入り、辛さミディアムで頼んだので、食べやすかった。野菜がたっぷり入っているのもいい。ただ、ルーの量が少なめに感じたのがちょっと残念。
豆腐カレーにライス - チキンカレーはココナッツミルクなしの主食はヌードルでいただいたのだが、ヌードルが期待ほどではなかった。平打ち麺なのだが、卵麺とうどんの中間のような感じ。歯ごたえのあるライスヌードルの方がよく合うと思う。(マー)
フィッシュカレーにヌードル - この店ではデザートのカラメルプリン(カラメルクリーム、33k)が必須ということで頼んでみたが、なるほどこれは確かに美味しい(どちらかというと、マーより僕の好みかも)。
人気のデザート、カラメルクリーム - 会計はビール1本とともに、213k(支払220k、1760円)という安さで、ラオス料理のカレーしかない店とはいえ、人気定着も頷けるところだった。
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